飛んでイスタンブール【庄野真代】曲紹介

昭和歌謡曲紹介

こんにちは、平成生まれの昭和ガールこと楓和かえでです!

今回は、イスタンブールという単語がインパクト大の異国情緒漂う、庄野真代さんの名曲、飛んでイスタンブールという曲をご紹介します。

平成生まれの視点でご紹介するので、詳しくはこちらを参照ください。

  • 飛んでイスタンブールってどんな背景で作られたの?
  • 誰が歌っているの?
  • 歌詞の意味は?
  • 聴きどころなどあれば知りたい。
  • 実際に聴いてみたい。

こちらの疑問を楓和かえでの視点でお伝えします。

  • 飛んでイスタンブールが作られた背景をご紹介します
  • 誰が歌っているのか、この曲のポイントをご紹介します。
  • 楓和かえでがギターでカバーしてみました。

飛んでイスタンブール【庄野真代】の曲紹介をします

作詞:ちあき哲也/作曲:筒美京平/編曲:船山基紀

1978年4月1日に発売された、庄野真代さんの5枚目のシングル曲です。
オリコンセールスは46.3万枚です。累計売上は60万枚を超える、庄野真代さんの大ヒット作です。
この曲はもともと歌手の野口五郎さんのために作曲されたものですが、実際できた曲を聴いて、野口五郎さんよりも女性ボーカル向きの曲だと保留になりました。
作曲した筒美京平さんの中でもこの曲をストックしていました。
庄野真代さんの担当ディレクターである日本コロムビアの三野明洋さんから、筒美さん宛てに作曲の依頼がきます。

庄野さんの過去の楽曲を聴き、彼女にあっていると思い、ちあき哲也さんに作詞を依頼します。

ディレクターから“無国籍なイメージを”という依頼があったことから、イスタンブールの単語を駆使して作詞。
また、音色も民族楽器を取り入れて、異国感を表現しています。

歌詞に出てくる砂漠は実際のトルコ、イスタンブールには無関係なため、庄野さんが実際にイスタンブールを訪れた時に驚いたそうです。

この曲は日本に、トルコといえばイスタンブールだと強く認知させました。
イスタンブールと聞くと、この曲を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

庄野さんはこの曲で紅白歌合戦に出場しています。

オリコンシングルチャートでトップ10入りを果たしました。

数多くのアーティストにカバーされています。

こちらから実際に曲を聴いてみてください^^

庄野真代さんについて。この曲のポイントは?

歌い手

歌っているのは、歌手の庄野真代さんです。
大阪府出身で、幼少期は身体が良かったようです。
オルガン教室に通っていました。
高校入学と同時に演奏活動をはじめ、オーディション参加に熱を入れ、大学受験に失敗しても、音楽活動だけは続けたようです。
その後、ヤマハボーカルオーディションに合格し、音楽院にて研修を受けることになります。

20歳の時に音楽をやめるか迷っていたところ、“フォーク音楽祭”に参加し、そこで予選をどんどん勝ち抜き、決勝大会でグランプリを受賞します。
それを機に、全国大会でスカウトを受け、1976年に「あとりえ」という曲でデビューを果たします。

都会派ニューミュージックの歌手として注目を集めます。
そして、この「飛んでイスタンブール」が2年後に大ヒットし、その年に紅白歌合戦に出場しています。

その後も異国をモチーフにした曲で人気を集めます。

1980年には世界一周の旅に出て、歌手活動以外にも講演や司会など幅広く活躍します。

大学を受験、入学、ボランティア活動にも精を出します。

その後も世界をまたにかけて精力的に活躍されています。

曲のポイント

■曲調
異国情緒を出すため、この曲にはギリシャの民族楽器「ブズーキ」を使用しています。
イントロから異国を想像させるゴージャスな作りになっています。
オブリガートも多用され、歌の合間もリスナーを釘付けにします。

テンポも良く、導入からすっと入ってきますね。
今までの日本の昭和歌謡とは違う音色で、閉じた寂しさではなく、オープンなのに哀愁漂う曲調になっています。

サビが際立って耳に残りますが、韻を踏んだ歌詞に合わせ、思わず口ずさんでしまいますね。

■歌詞
何と言っても、サビに出てくる“飛んでイスタンブール”がインパクトありますね。
曲の題名にもなっていますが、トルコ、イスタンブールを題材に描かれた歌詞です。
Aメロに出てくる、

”こんなジタンの空箱”のジタンとは、タバコのことです。
男性の方からバーでお酒をすべらせてきて始まった恋ですが、最終的に男性は去ってしまいます。
どうせ という諦めの気持ちをここでは歌っていますね。

おいでイスタンブール
うらまないのがルール

だから愛したことも ひと踊り風の藻屑

誘われて気持ちが揺らぎ、恋をするも、さよならを言われてもそこまで胸を痛めない。
まるで夢のように、風のように恋は終わってしまうもの。

胸にかすかにしみた
低い電話のさよなら

かすり傷のひとつ 残せないひと

そしてしょうこりもなく すぐに痛みもぼやけて
今日は今日の顔で 描きあきためぐりあい 描いてる

かすり傷にもならない恋を、また同じように繰り替えることを歌っています。
ウェットな恋ではなく、少しドライで、すぐに忘れてしまう恋を歌っています。

人の気持ちはシュール
だからであったことも 蜃気楼 真昼の夢

飛んでイスタンブール
光砂漠でロール
夜だけの パラダイス

異国で出会いがあっても、火遊びのような恋。
そんな恋をするのも、異国ならあり!と感じる人もいるかもしれないですね。

歌詞に出てくる単語は韻を踏んでいることもあり、カタカナの横文字が多用されているのも特徴ですね。
都会派ニューミュージックというのも理解できますね。

歌詞の全文はこちらから!

楓和かえでがギターでカバーしてみました。

ギターで私なりにカバーしてみました!
ぜひ聴いてみてください!

最後に

いかがでしたでしょうか?

平成生まれの視点で庄野真代さんの飛んでイスタンブールを紹介してみました。

既に知っているという方も、はじめて知る方も、これを機にぜひこの曲に浸ってみてください。

そして、自分自身で感じたことを大事にしてください。

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