こんにちは、平成生まれの昭和ガールこと楓和かえでです!
本日は、若き2人の恋模様を踊り子に例えて歌った名曲、村下孝蔵さんの踊り子という曲をご紹介します。
平成生まれの視点でご紹介するので、詳しくはこちらを参照ください。
こちらの疑問を楓和かえでの視点でお伝えします。
▼記事の内容
- 踊り子が作られた背景をご紹介します
- 誰が歌っているのか、この曲のポイントをご紹介します。
- 楓和かえでがギターでカバーしてみました。
踊り子【村下孝蔵】の曲紹介をします
作詞・作曲:村下孝蔵/編曲:水谷竜緒/コーラスアレンジ:町支寛二
1983年8月25日に発売された、村下孝蔵さんの6枚目のシングル曲です。
村下さんが作詞作曲しており、デビュー4年目にリリースしています。
村下さんといえば”初恋”という曲が有名ですが、その曲に次いで、ライブでも多く披露されています。
シングルバージョンとライブバージョンでは曲のイメージが異なるのも特徴です。
シングルの方はキーボードがメインで豪華な印象、ライブの時はギターの弾き語りで、村下さんのギターさばきが光るものになっています。
カバー
この曲をカバーしている方も多くいます。
- 中森明菜さん
- 大槻真也さん
- イカロス(早見沙織)&五月田根美香子(高垣彩陽)さん
- 關正傑さん
村下孝蔵さんについて/この曲のポイントは?
歌い手
歌っているのは、シンガーソングライターの村下孝蔵さんです。
彼はギターの弾き語りで、1980年5月21日、27歳の時にデビューしています。
熊本県出身で、映画館を営む夫婦のもとに第三子として生まれ、小さな頃からラジオなどで歌謡曲を聴くのが好きだったようです。
お姉さんの影響で、ロカビリーにも興味を持ち、その後エレキギターの音に魅了されていきます。その頃からベンチャーズにハマり、ギターで曲を作りたいと思うようになります。
ただ、親からはエレキギターは不良なるからとNGが出てしまい、なんと自分でギターを作ります。
ギターを買ってもらえないのなら、自分で作ってしまおう!という精神は、何とも芸術家肌ですよね。
その後、「ベンチャーズの曲を弾けたらギターを買う」という父の言葉に、彼は友達のギターを借りて猛練習。
無事にエレキギターを買ってもらえて、より音楽にのめりこんでいきます。
エレキギターを弾くことが多かったのですが、その時代は吉田拓郎さんのカバーをする人が多い中、フォークを弾かないと仲間ができないと思い、フォークギターを弾くようになります。
この頃からフォークギターで曲作りをして、曲を披露していきます。
知人から勧められ、当時のCBSソニー全国オーディションに応募し、グランプリを獲得し、その後デビューします。
ずっと音楽が好きだった彼が、ようやく音楽を仕事にできたのです。
曲のポイント
■曲調
イントロから哀愁漂い、歌詞の切なさを表現していきます。
サビでは抑揚をつけて切なさを盛り上げていき、少しずつ音が階段を昇るように響きます。
2番まで終わり、最後に大サビが曲全体を更に盛り上げます。
切なさが聴く人の心に押し寄せるけれど、それが心地良い。
何度でも聴きたくなる曲です。
ギターバージョンでは、3本の指で弾く3フィンガーという奏法で演奏しており、
曲のリズムをうまく表現しています。
ギター1本で弾き語りをしても、音が痩せず、音色が際立つことで、シングルバージョンとは違った良さを演出します。
■歌詞
この曲のテーマは、若い恋人同士が、永遠には続かない恋を踊り子に比喩して描かれています。ただお互い好きなだけでは続けられない。
今も昔も若い男女には大きな障壁ですよね。
冒頭の
“答えを出さずにいつまでも暮らせない”
がその心情を絶妙に表しています。
“踊り子”が題名になっていますが、つまさき立ちで踊り続けている踊り子も、いつかは踊り疲れて倒れてしまう時がきます。
背伸びをしながらもこの儚い恋を続けていくのはできないのではないかと、お互いが感じています。
“若すぎたそれだけが全ての答えなら、涙をこらえたまま、つまさき立ちの恋”
という最後の歌詞は、その現実を受け止めながらも、認めたくたくない気持ちが表現されていますね。
長くは続かない恋だとわかりながらも、踊り子がふらふらと踊り疲れて倒れる時が来るように、終わってしまう恋を切なく歌っています。
人生に一度はこのような恋愛をした人も少なくはないのでしょうか。
歌詞の全文はこちらから!
楓和かえでがギターでカバーしてみました。
ギターで私なりにカバーしてみました!
ぜひ聴いてみてください!
最後に
いかがでしたでしょうか?
平成生まれの視点で村下孝蔵さんの踊り子を紹介してみました。
既に知っているという方も、はじめて知る方も、これを機にぜひこの曲に浸ってみてください。
そして、自分自身で感じたことを大事にしてください。
コメント