こんにちは、平成生まれの昭和ガールこと楓和かえでです!
今回は、最近昭和の曲で若者からも注目されている太田裕美さんの名曲、木綿のハンカチーフという曲をご紹介します。
平成生まれの視点でご紹介するので、詳しくはこちらを参照ください。
こちらの疑問を楓和かえでの視点でお伝えします。
- 木綿のハンカチーフが作られた背景をご紹介します
- 誰が歌っているのか、この曲のポイントをご紹介します。
- 楓和かえでがギターでカバーしてみました。
木綿のハンカチーフ【太田裕美】の曲紹介をします
作詞:松本隆 作曲:筒美京平
累計売上枚数は、オリコン統計で86.7万枚で大ヒットとなりました。
この曲は、1975年の3枚目のアルバムからのシングルカットですが、
実際にはシングル盤として新たに録音されたものです。
また、歌詞を一部変更し、萩田光雄さんの編曲で作成されたアルバム
バージョンに筒美京平さんがアレンジを加えた曲となっています。
曲が完成するまでに紆余曲折があったようです。
都会に旅立つ男性と、故郷の田舎に残る女性の遠距離恋愛を対話形式にしている歌詞は、当時の歌謡曲では前例がなかったようで、作詞をした松本さんが新しい日本語ポップスを創ろうとしている意識の表れのようです。
また、歌詞が長いことを筒美さんが指摘しようと、松本さんやディレクターに伝えようと電話をかけましたが、出なかったことでこのまま曲をつけたところ、自信作が生まれたそう。
歌詞や構成がボブディランの1964年の“スペイン川のブーツ”に酷似していることを音楽評論家などに批判されるも、松本さんは「ボブディランに似ているのはむしろ光栄」と返しているようです。
1976年の紅白歌合戦では、太田さんが初出場した時に歌を披露しています。
放送時間の制約で、原曲テンポよりも速く演奏されたようです。
カバー
この曲は多くの人からカバーされており、最近では女優の橋本愛さんが2021年にトリビュート・アルバム『筒美京平SONG BOOK』で披露しています。
この影響もあり、令和でも若者に昭和歌謡の良さが広まりつつあります。
素敵ですね!
太田裕美さんについて。この曲のポイントは?
歌い手
歌っているのは、シンガーソングライターの太田裕美さんです。
東京都出身で、3歳の時に埼玉へ転居しています。
幼少時から音楽が大好きで、8歳の夏にピアノを習い始め、そこで初めて作曲をします。
中学でも声楽科で学び、3年生の時に友人の代わりに、スクールメイツのオーディションを受けて合格します。
東京音楽学院に入学し、高校3年の時に、NHKのテレビ番組のオーディションで合格します。その後も番組には出演し続けます。
翌年のNETテレビのオーディション番組に出て優勝し、渡辺プロと新人養成契約を結んで、西銀座のライブハウスでピアノの弾き語りを始めます。
1974年に「雨だれ/白い季節」でデビューします。
キャッチフレーズは「まごころ弾き語り」だそうです。
1975年には日本レコード大賞、日本歌謡大賞で新人賞を受賞しています。
1982年に歌手活動を一時休止し、アメリカに8か月間の単身留学をします。
帰国後は現在の旦那さんである福岡智彦さんがディレクターを務め、テクノポップ調の曲をリリースしていくようになりました。
曲のポイント
■曲調
ポップな印象のイントロは、明るいイメージを抱きます。
Aメロもイントロから引き続き穏やかな感じですが、Bメロ、サビでは曲調に変化が出てきます。この曲はBメロとサビの線引きが難しいですね。
裏拍になり、曲調を変化させた後、また元のテンポに戻っていきます。
キーも比較的高いので、女性の中でも裏声になる箇所もありますね。
4番までありますが、曲の構成自体は一貫しています。
■歌詞
故郷の田舎で恋人同士だった男女でしたが、彼女をおいて彼氏が都会に旅立っていく様子を、対話形式で表現しています。遠距離恋愛のお話ですね。
故郷で待つ彼女は、どんどん都会に染まっていく彼を寂しく思います。
1番では都会に染まらずに帰ってきてほしいという願望を描いています。
ただ都会の絵の具に染まらないで帰って 染まらないで帰って
2番では、故郷に半年帰れていないことを許してほしいと彼が言います。
その分、都会で人気の指輪をプレゼントすると。
しかし、彼女はどんな高価なプレゼントよりも、あなたのキスほどほしいものはないと返します。
きっと あなたのキスほど きらめくはずないもの
3番では、離れて暮らすことでお互いに気持ちも離れてしまいます。
故郷で一緒に過ごした日々が楽しくて、その頃のままで彼にはいてほしかったのに、
都会に染まってしまった。
彼も、都会の景色を見慣れて、田舎の彼女への気持ちが離れてしまう。
4番では、変わってしまった自分を許してほしいと彼が伝えます。
もう故郷に帰ることができないと。
恋人よ 君を忘れて 変わってく ぼくを許して
毎日愉快に 過ごす街角 ぼくは ぼくは帰れない
そして彼女が、最後に一つだけねだります。
涙を拭く木綿のハンカチーフがほしいと。
あなた 最後のわがまま 贈り物をねだるわ
ねえ 涙拭く 木綿の ハンカチーフください
何とも切ない遠距離恋愛の終わりですね。
このような気持ちは対話形式なので余計に身近に感じることができますよね。
歌詞の全文はこちらから!
楓和かえでがギターでカバーしてみました。
ギターで私なりにカバーしてみました!
ぜひ聴いてみてください!
最後に
いかがでしたでしょうか?
平成生まれの視点で久保田早紀さんの異邦人を紹介してみました。
既に知っているという方も、はじめて知る方も、これを機にぜひこの曲に浸ってみてください。
そして、自分自身で感じたことを大事にしてください。
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