こんにちは、平成生まれの昭和ガールこと楓和かえでです!
今回は、愛する男性と離れて会えない日々を、涙をみずいろにみたてて手紙を書く乙女心を歌った、あべ静江さんのみずいろの手紙についてご紹介していきます。
平成生まれの視点でご紹介するので、詳しくはこちらを参照ください。
こちらの疑問を楓和かえでの視点でお伝えします。
- みずいろの手紙が作られた背景をご紹介します
- 誰が歌っているのか、この曲のポイントをご紹介します。
- 楓和かえでがギターでカバーしてみました。
みずいろの手紙【あべ静江】の曲紹介をします
作詞:阿久悠/作曲・編曲:三木たかし
1973年9月25日に発売されたあべ静江さんの2枚目のシングル曲です。
この曲で1974年の紅白歌合戦に初出場しています。
その際に、曲の冒頭で「お元気ですか。そして今でも愛していると言ってくださいますか。」というセリフがあるのですが、「国の皆様、お元気ですか? そして今年も紅組が勝つと、言って下さいますね」とアレンジを加えて歌ったようです。
阿久悠さんと三木たかしさんによるビックコンビで作られています。
この曲は男性を待つ健気な女性を歌っていますが、歌っているあべ静江さん自身は当初歌うのをためらったとのことです。
自分がこのような女性のタイプが嫌いだったこともあったようですが、その後この曲を歌っている時に目の前の女性が涙しているのを見てからは、気持ちが変わって、歌詞を丁寧に伝えられるように歌うようになったとか。
歌い手さんと、詞の内容がちがうことってありますよね。
太田裕美さんの木綿のハンカチーフもそんな逸話がありました。
あべ静江さんについて。この曲のポイントは?
歌い手
歌っているのは、歌手で女優のあべ静江さんです。
三重県出身で、父親はラジオ三重の専属ミュージシャンだったそうです。
母親は東海ラジオの専属歌手だったそうで、音楽一家に生まれました。
あべ静江さん自身は、小学生時代から子役としてドラマ出演をしていましたが、中学生の時に一度芸能界を去っています。
その後短期大学在学中に、東海ラジオで人気DJとなります。
1973年5月25日に『コーヒーショップで』で歌手としてデビューします。
キャッチフレーズは“フリージアの香り”だったそうです。
このデビュー曲はオリコンでベスト10入りを果たし、『コーヒーショップで』は彼女の最大のヒット曲となりました。
続けて、みずいろの手紙がヒットしました。
あべ静江さんは美貌も注目されることが多く、テレビ局内でも彼女が映るとざわついたようです。
また、女優としても積極的に活躍し、現在も映画や舞台、テレビなどで活動しています。
曲のポイント
■曲調
曲調はイントロから、セリフが入る形で昭和の曲には多くみられた構成です。
少し明るい感じを装っているのに、切なさを絶妙に演出しています。
テンポもスローで、歌詞を強調させていますね。
Aメロから高音がきますが、ここを聴くだけで心がきゅっとなりますね。
サビでもリスナーの心を揺さぶる曲調で、少し涙ながらに歌っているようにも聴こえます。
■歌詞
愛する人を思い浮かべて手紙を書いています。
楽しい思い出を書いて寂しさを紛らわしていますが、本当は会いたくて仕方がない。
みずいろは涙いろ
そんな便箋に 泣きそうな心を たくしますあれこれと 楽し気なことを書き並べ
さびしさを まぎらわす私です
みずいろの手紙の意味は、みずいろが涙の色をしているから。
自分の涙で手紙が濡れていることをみずいろの手紙と表現しています。
手紙 読んだら 少しでいいから
私のもとへ来て下さい
手紙を読んだら、少しでもいいから自分のもとに来てほしい。
そんな想いを託して書きます。
誰からも 恋をしていると からかわれ
それだけがうれしい私です
恋をしていることを周りからからかわれるだけでも嬉しくなってしまう、本当にピュアな乙女心ですね。
好きな人がいるとこんな気持ちになりますよね。
愛しているといわれた時が
だんだん遠くなるみたい
だけど、愛していると言ってくれた彼は、今も変わらず自分に愛していると言ってくれるのか。そんな風に不安になりながら彼に手紙を書きます。
女性からは会いに行くことはできないのでしょうか。そんなことを思ってしまいますが、ナンセンスですね。
健気で、恋をする女心を阿久悠さんによって書かれた名曲です。
歌詞の全文はこちらから!
楓和かえでがギターでカバーしてみました。
ギターで私なりにカバーしてみました!
ぜひ聴いてみてください!
最後に
いかがでしたでしょうか?
平成生まれの視点であべ静江さんのみずいろの手紙を紹介してみました。
既に知っているという方も、はじめて知る方も、これを機にぜひこの曲に浸ってみてください。
そして、自分自身で感じたことを大事にしてください。
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